2007年01月03



播磨アルプスの登山道
姫路、高砂、加古川の市境に跨る高御位山は播磨アルプスとも呼ばれ、細長い山容から多くの登山道がある。
杉、ヒノキの植林がないことから展望が良く、家島諸島を眺めながのハイキングコースとして人気がある山だ。
自宅から一番近い山であり何度も登っている内に数々の登山道を見付け、自分の足で歩いて見たので、ここにまとめてみる。但し、登山道を見付けながらも自分の足で歩いていない道もあるが、今後、歩いて見ようとは思っている。
〔26〕別所中池登山口
二つある別所中池の真ん中を渡ると登山口がある。小さな登り下りがある尾根道は展望最高であるが、鉄塔、高圧線が景観を邪魔しており興醒めである。桶居山までは約1時間の気持ち良いコース。
'05年の元日に下山して見付けた深志野からの登り口。県道396号線から民家の間を入っていく登り口は表示が何も無く見付けることは難しい。
登り口から竹林の中を8分も登れば姫路市街の展望が開ける。
今日は天気は良いが、結構霞んでいる。
播磨アルプス大研究
今回の散策で播磨アルプスで歩いた山道は27となった。次のネタは地図上にある志方町からの2本の道か。
まだ歩いたことのない大きな尾根が残っていた。元日に桶居山の山頂で会った姫路のシミケンさんはここを歩かれているので、同じ道をトレースしてみる。天狗岩(仮称)へは下からは壮烈な薮扱きらしいので上から行ってみる。
〔27〕天狗岩への分岐道
下から登りたくて登山口を探したが見当たらない。薮扱きで登っている人は居る様であるが、薮扱きはしたくないので縦走路から下ってみる。意外以上に簡単に行けて天狗岩からの展望は最高であった。(天狗岩は仮称)
バカの一つ覚え桶居山へ
深志野から登り、別所中池に下りる予定なので間を取って勝手知ったる佐土新の道端に車を停める。
二日前の元日に来たばかりであるが、ここからの桶居山の景観は惚れ惚れする。
道路から見た天狗岩と前峰(仮称)が聳える尾根。今日は縦走路から天狗岩までは行って見たい。
正面から見る前峰は難攻不落に見えるが、横から見るとそうでも無い様に見える。
でも天狗岩はどこから見ても急峻である。
佐土新から深志野の登り口までは一般道を18分の歩き。
松林の中を登り切り最初のピークに出ると桶居山までの縦走路の展望が開ける。
この展望が播磨アルプス、桶居山の良さだろう。
登山口から21分で天狗岩への分岐らしい脇道を見付ける。
行けるかどうか判らないが行ってみると意外と良い道で
急峻な箇所も無く天狗岩に着いた。
天狗岩の先端落込み部を見てみると錆びた古いハーケンに混じって真新しいピンとロープがあった。ビレイ用の物だと思われる。
天狗岩を下から撮りたく下ってみたくなった。下り易そうなのは西側であるが、逆光になるので急峻な東側に下りてみる。危険な思いをして下ってみたが、結局は天狗岩が近過ぎて写真には成らなかった。
天狗岩
何か名前付けないとHPを作成し辛く月並みではあるが天狗岩と呼ぶことにした。正式な名称があればそれに従います。
天狗岩からの展望は最高でここがガイドブックに紹介されていないのが勿体ない位だ。
天狗岩から前峰と市街を眺める。この先は垂直の落込みになっている。
縦走路は小さく鞍部に下りて、次の大きなピークに登り返す。
2日前の元日に登山口を見付ける為に下り、登り返した北尾根の登り口。
ここは深志野の登り口以上に見付け難いところにある。
次のピークから天狗岩、前峰を振返り見る。
桶居山も人物が入り大きさを対比すると小さな山容がばれてしまう。
桶居山への登り途中から大きなピークと吊り尾根を振返り見る。
このヤセ尾根はアルプスで言う雪渓カールであり雄大な景色だ。
アクシデント
たまには自分撮りをしておこうと岩の上にカメラをセットしてけつを向けていると、シャッター音がしない。振返るとカメラが
無い。岩から転げ落ちていたのだ。慌ててカメラを探し出し、操作してみるが動かない。今日はスペアカメラを持って来ていな
いと後悔しているとバッテリーが無くなっているのに気付く。バッテリーを探し出してセットしてみるとちゃんと動いてくれた。
次の小さなピークから見た縦走路。雰囲気はまさにアルプスの縦走路。
1時間11分で”桶居山”(248m)に着く。天狗岩に寄り道しなければ1時間は掛掛かっていないだろう。山頂には誰も居らず、下山予定の尾根を写して(逆光で残念)下山する。
別所中池への分岐
高御位山への縦走路を歩いていると1時間33分で分岐点に出る。分岐点からは鉄塔巡視路であろう階段を登り、
鉄塔のあるピークに登る。
尾根道は松林が続くのであるが、展望は結構得られる。
只、この尾根道は鉄塔と高圧電線が多く、興醒めする景観になっている。
最初のピークからは播磨アルプス特有のスラブの斜面を下る。
斜面は急であるがここもグリップよく簡単に下れる。
上から2ヶ目ピークを見る。
3ヶ目のピーク。
4ヶ目のピーク、これで尾根筋のピークは終了。
別所中池への尾根道
最初のスラブを下ると後は穏やかな尾根道となり、途中に小さいピークが次々現れる。
西側に三徳池、東側に別所中池が見え出し展望は中々の良である。
下山
最後のピークまで行ってしまうと下山路が無い。少し引き返して別所
中池に下りる。所要時間は2時間19分、桶居山からは1時間08分。
別所中池からは車を置いてある佐土新まで一般道を歩いて帰る。
オーバー、ジャンパーを着て歩いてる人の中をTシャツ1枚で歩いて
いるのは格好悪かったが、今日の気温は16℃、寒くはなかった。
別所中池から見た尾根筋、小さなピークが続いているのが良く判る。池はカモが沢山浮いていた。
帰り道、改めて見た天狗岩。天狗岩の写真を撮りたくて下った地点を確認するが、結局は天狗岩が近過ぎて写真には成らなかった。
ここを下り、登れたのだから前峰も登れなくはないと思うが、壮烈な薮扱きらしいので、多分、行くことはないと思う。
一般道を歩き全工程、3時間03分で桶居山を終える。
今日も新たな道を2本歩くことが出来、暇潰しとしては大満足。

高山
桶居山の北東に見える高山に登ろうと帰りに寄ってみるが、登り口であろう溜池周辺に駐車スペースが無く、断念して帰る。
姫路のシミケンさんもこの山に興味があるらしく、レポートを期待しておく。たのんまっせ!
天狗岩を直下から見る:01/10に先輩が天狗岩に行き、西側から降りて撮った写真。ここを一人で下るとは相変わらずヤンチャな人だ。
播磨アルプス
兵庫100山』   播磨アルプスの西の端、深志野から登山道を歩いてみる。目的は天狗岩への道を見付けること。
おけすけやま
兵庫県姫路市

桶居山 (248m)

 兵庫100山に戻る
播磨アルプスに戻る
佐土新に車を停めてから深志野の登山口から縦走路に入る。
桶居山を通り、別所中池に下山して一般道を車に戻る。
天狗岩のてっぺんには簡単に登ることが出来た。
後ろは崖なので、これ以上下がることは出来ず、天狗岩はどんな形なのか判らなくなってしまった。
道標があっても色褪せており、何が書いてあるのか判らない。
これが桶居山南面バットレス、フリークライミングで登れそうだ。
先輩が天狗岩を下ったと聞いて負けては居られない。
近々チャレンジしてみようと思った。
正面突破は無理だろうから左側を回り込む予定。